みなさんは宅飲みでハイボールを飲んでいますか?いまや風呂上がりor一日の終りの一杯といえば、ビールに並んでハイボールという方も多いでしょう。
ハイボールに欠かせないもの、そうそれは「ウイスキー」と「炭酸水」です。ハイボール用のウイスキーとしては定番のボトルをお持ちの方、その日の気分によってストックから選んでいる方など様々だと思いますが、炭酸水はどうでしょう。
まずは結論から言わせてください。
ハイボールが大好きでよく飲むあなた、ソーダストリーム買っちゃいましょう!
炭酸水を用意する方法としてもっともオーソドックスなのはペットボトル入りの炭酸水を購入することです。市販のペットボトル入り炭酸水の価格は500mlで60~120円/本で欲しいときに欲しい本数だけ手軽に買うことができます。小容量で問題ないという方であれば190~250mlの缶入りも選択肢に入ります。
手軽なペットボトル・缶ですがデメリットもあります。休肝日を考慮して週に5日間はハイボールを楽しむとした場合、1日1本使うとして月に20本以上使うことになりますね。その際購入場所から家まで運ぶ手間、通販で購入したとしても玄関から保管場所まで運ぶ手間がかかり、保管する場所も必要です。また、ゴミの分別からゴミ出しと挙げていくとかなりの労力です。
もしこんなお悩みをお持ちでまだペットボトルや缶入り炭酸水を買われている方に、炭酸水メーカーを強くオススメします。
炭酸水メーカーで世界シェアの大半を占めている有名どころとして、ソーダストリーム社の「ソーダストリーム」、シナジートレーディング社の「ドリンクメイト」の2つがあります。
この記事では、炭酸水メーカートップシェアのソーダストリームから、僕が3年以上愛用している「ソーダストリーム Spirit(スピリット)」について解説します。
ソーダストリームは最大手だからこそ選ぶべき理由があるんです。その理由は後ほど。
ハイボールにあう炭酸水の条件:「好みの炭酸強度」と「雑味がない」
ハイボールにあう炭酸水を考えるうえで重要なことは、ウイスキーと炭酸水の相性です。炭酸水とひとことでいっても炭酸の強度や水自体の味がハイボールのおいしさを左右します。
炭酸水の強度:口当たり、のど越しに影響
炭酸水の強度は「GV(ガスボリューム)」という単位で表されます。これは水中の炭酸量を示すもので、1Lの水に1Lの炭酸ガスが溶け込んでいれば「1GV」となります。ペットボトルで販売されている強炭酸は5.0GV付近またはそれ以上のものが多いです。
炭酸が強いとキリっとして爽快感のあるのど越しに、炭酸が弱いとやわらかな口当たりになります。炭酸は強すぎるとウイスキーの風味を損ねてしまうこともあるので注意が必要です。
炭酸水の硬度:味に影響
炭酸水の硬度とは1Lの水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表したものです。WHO(世界保健機関)の基準では、60mg/L以下は軟水、60~120mg/Lは中硬水、120~180mg/Lは硬水、180mg/L以上は超硬水と定義されています。水の硬度は地域によって異なり、全体的に関東地方で硬度が高く、北海道や東北地方は低い傾向にあります。
軟水はまろやかでさっぱりした味わい、硬水はしっかりとした風味がありますが苦味を感じることがあります。
日本の水道は、おいしさの面から水質管理目標設定項目として、10~100mg/Lを設定しています。
ウイスキーの風味や味わいを邪魔せずおいしく飲むには硬度が高すぎず雑味がない水を選ぶことが重要だと考えます。
ソーダストリーム シリーズの紹介
ソーダストリーム各製品の特長とスターターキット価格を比較表にまとめました。
製品名 | 電動 or 手動 | 炭酸強度の調整 | ボトル着脱方法 | 価格(税込) | MATE OF STEEL対応 |
---|---|---|---|---|---|
スピリット | 手動 | ボタンを押した回数+時間 | 差し込んで押す | \15,400 | 〇 |
スピリット ワンタッチ | 電動 | 3段階のボタンで微炭酸~強炭酸 | 差し込んで押す | \20,900 | 〇 |
ジェネシス デラックス | 手動 | ボタンを押した回数+時間 | 差し込んで回す | \13,200 | × |
ソース v3 | 手動 | 本体前面ブロックをプッシュ、ランプで目安 | 差し込んで押す | \20,900 | 〇 |
ソースパワー | 電動 | ボタンを押した回数+時間 | 差し込んで押す | \31,900 | 〇 |
アート | 手動 | レバーを押した回数 | 差し込んで押す | \20,900 | 〇 |
デュオ | 手動 | ボタンを押した回数+時間 | フラスコに入れてセット | \27,500 | ? |
テラ | 手動 | ボタンを押した回数+時間 | 差し込んで押す | \15,400 | 〇 |
MATE OF STEELはソーダストリーム対応のステンレスボトルです。炭酸水メーカーの最大手だからこその対応製品です。僕は保冷機能搭載の「MATE OF STEEL DORY」を愛用しています。冒頭での「ソーダストリームは最大手だからこそ選ぶべき理由」がこの超オススメアイテムなんです!
ソーダストリーム Spirit(スピリット)をオススメする理由
ソーダストリーム Spiritのメリット・デメリット
僕がオススメしている「ソーダストリーム Spirit」のメリット・デメリットをペットボトル炭酸水との比較でリストアップしてみました。
- PETボトルで購入するよりもコスパが良い
- PETボトルのゴミが出ない
- 好みの炭酸強度・硬度の炭酸水がつくれる
- 電源不要で置き場所の自由度が高い・持ち運びできる
- 好きなときに必要量がつくれる
- PETボトルよりも準備に手間がかかる
- 炭酸強度の調整に慣れが必要
- 初期費用がかかる
- 場所をとる
メリット①:ペットボトルで購入するよりもコスパが良い
単純に毎日ハイボールを楽しむとして炭酸水を500ml使うとしましょう。ソーダストリーム公式サイトでは「500mlボトル1本あたり約18円で炭酸水を楽しめます。」と書いてありますが、1本あたり18円分の炭酸ではハイボールは楽しめません。
500mlあたり18円分の炭酸量は弱炭酸ですので、食事中にとるシンプルな炭酸水としては良いかもしれません。
ちなみにこの60リットルガスシリンダーは新規購入で3,703円(税込)ですが、使い切った際の満タンガスシリンダーとの交換は2,160円(税込)ですのでこちらが実質の炭酸ガス価格になります。
僕基準ですが、ソーダストリームSpiritではハイボール用にちょうど良い炭酸強度の炭酸水は32~34リットルつくることができます。
これは500mlあたり約33円のコストにあたります。
どれくらいの炭酸強度かは実際に飲んでみないとわからないかもしれませんが、目安として動画を用意しました。泡の具合でご判断ください。ちなみに使用ボトルは純正のペットボトルではなくMATE OF STEEL DOLYです。
Amazonでペットボトル入りウィルキンソン炭酸水500mlを定期購入すると24本入りで1,985円(2022年10月8日現在)なので一本当たり83円となります。
ソーダストリームSpiritでつくる炭酸水が33円(水道水代、浄水器代は計算に入れてません)、ウィルキンソン炭酸水が83円ですので、500mlあたり50円のコスト差になります。1か月換算で1,500円のコスト差は大きいですね。
メリット②:ペットボトルのゴミが出ない
毎日500mlペットボトル1本を飲むとして、月に約30本、年間で365本のペットボトルゴミが出てしまいます。かなりの本数ですよね。このゴミ捨ての手間がなくなるだけでもかなり良いのではないでしょうか。また、まとめて箱買いする方は段ボールゴミをまとめてゴミ出しするという手間もなくなります。
ペットボトルゴミが出ないメリットは他にもあります。指定ゴミ袋を買わなくてよくなることです。
メリット③:好みの炭酸強度・硬度の炭酸水がつくれる
ハイボール用炭酸水の炭酸強度の好みは人それぞれです。爽快感を求めるのであれば強炭酸、ウイスキーの香りや味わいを飛ばし過ぎずにでもシュワシュワも楽しみたい方は弱~中炭酸というふうに、自分で調整できるのが炭酸水メーカーの良いところです。
ソーダストリームSpiritは誰でも簡単に、ボタンを押す回数や時間で炭酸強度を微調整できます。
水の硬度にこだわりがある方、普段使っているミネラルウォーターで炭酸水を楽しみたい方もソーダストリームを使うことで解決です。
メリット④:電源不要で置き場所の自由度が高い・持ち運びできる
ソーダストリーム Spiritの本体サイズは、幅13cm×奥18.5cm×高42cm、ガスシリンダー満タン時の総重量は約2,270gです。
それなりに高さがありますので、置ける場所は限られてはくるものの、一度場所を決めてしまえばそこを定位置としてそれ以降置き場所に困ることはありません。場所を変える際も、電源が不要ですので置き場所の自由度は高いでしょう。総重量もそれほど重くないという点で優れています。
また、友人を呼んでのホームパーティーや、広いお庭をお持ちの方であれば屋外バーベキューの時などに持ち運びして使うことができるというメリットもあります。
メリット⑤:好きなときに必要量がつくれる
必要量だけつくることができる点は炭酸水メーカー共通のかなり大きなメリットだと思っています。
使用する炭酸水の量は日によっても違うでしょうし、人によってはハイボール1杯分あればよいという方もいらっしゃるでしょう。
市販のペットボトル炭酸水は開封した時点からキャップを強く閉めていても徐々に炭酸強度が落ちていき、飲み残した場合は翌日に飲もうとしてもかなり炭酸強度は弱まっています。
炭酸水メーカーでつくった炭酸水も同様に翌日には弱まっていますが、炭酸水メーカーであれば「追い炭酸」ができます。これがかなり便利なんです。飲み残しを気にせずに多めに炭酸水をつくることができますし、必要量だけつくつこともできます。
デメリット①:ペットボトルよりも準備に手間がかかる
これは当然といえば当然なのですが、市販ペットボトル炭酸水は冷蔵庫で冷やしておくだけで飲みたい時に飲むことができるのに対し、炭酸水メーカーでつくる炭酸水は飲む直前に作る必要があります。
ただ、ペットボトルや箱買いの際の段ボールのゴミ出しの手間と比べれば大した手間ではありません。
デメリット②:炭酸強度の調整に慣れが必要
ソーダストリーム Spiritはボタンを押す回数や長さによって炭酸の注入量を調整します。最初は炭酸強度の調整が思い通りにいかないでしょうが、操作に慣れれば自分好みのハイボール炭酸強度にすることができるでしょう。
デメリット③:初期費用がかかる
炭酸水メーカーにはシリンダー式とカートリッジ式があります。カートリッジ式は使い切りタイプがメインですのでコンパクトな反面コスパは悪いといえます。僕がオススメしているシリンダー式はどのメーカーも本体価格が1万円~3万円ほどと設置のための初期投資が必要です。
ここではらまオススメのソーダストリーム Spiritを例にウィルキンソン炭酸水の価格と比較して損益分岐点を計算してみました!
ソーダストリーム Spiritは公式サイトのスターターキットが\15,400(税込)で購入できます。また、メリット①で計算した炭酸水500mlあたり33円と、ウィルキンソン炭酸水500mlが1本あたり83円であることを基に損益分岐を計算してみました。
その結果、308本(154リットル)でソーダストリーム Spiritとウィルキンソン炭酸水は同額になりました。1週間のうち1日を休肝日とした場合(365日×6日/7日=312)でも約1年で元が取れる計算になります。もちろんそのあとはソーダストリーム Spiritを使えば使う分だけペットボトル購入よりもお得になっていきます。
デメリット④:場所をとる
メリット④と対になるデメリットですが、どうしても置く場所が確保できないという方はソーダストリームの設置は難しいかもしれません。ただ、ペットボトルを箱買いする場合は、その段ボール箱を縦に置くよりは少ない空き空間で設置が可能です。
ソーダストリーム Spiritの使い方
こだわりがある方はミネラルウォーターなど、そうでない方は水道水でもOKです。僕は水道水を浄水器に通した浄水を使っています。
炭酸は温度が低いほど水に溶けやすく、温度が高いほど水から抜けやすくなる性質があります。炭酸を注入する前に十分に冷蔵庫で冷やしておきましょう。ソーダストリーム専用ボトルに必要量の水をいれておきボトルごと冷蔵しておくのが簡単です。
水さえ冷えていればあとは簡単です。専用ボトルを斜めにさしこんでそのままボトルが垂直になるようにお本体後方に向けて押し込めばセット完了です。
本体上部のシルバーの大きいボタンを押すだけで炭酸が注入されます。
ここは慣れが必要ですが、何度でもやり直しできますので自分好みの炭酸強度を目指して調整しましょう。
お好みのウイスキーでハイボールを楽しみましょう!
まとめ:ソーダストリームは宅飲みハイボールにオススメ
数ある炭酸水メーカーから最大手の「ソーダストリーム」の中で僕が愛用していてオススメの「Spirit」を紹介しました。
いつも宅飲みでハイボールを楽しんでいる方とって、ソーダストリーム Spiritは初期費用はかかるものの炭酸水1本あたりのコストはかなり低く、使えば使うほどお得になります。
Amazonや楽天市場で購入するよりも公式サイトでの購入がオススメです。現在公式サイトではオールドパーシルバーつきのスターターキットがお得に購入できますので、まだソーダストリームを持っていない方は要チェックです!