世界中で人気のスコッチウイスキー:ジョニーウォーカーから、2025年4月1日に、通年商品としては7年半ぶりとなる新たなボトル「ジョニーウォーカー ブラックルビー」が発売されました。おなじみの斜めに貼られたラベルは、商品名にあるルビーの色を基調としたデザインで高級感が漂います。

Amazonだと約4,000円、店頭では店によっては約3,600円で購入可能です。お近くの店で買えるようならそちらの方がお得かも。
- スコッチウイスキーに馴染みがない方向けに開発されたブラックラベル
- スモーキー控えめで、ベリー系のフルーティーさと黒糖の甘さがある
- 味わいが“開く”とネガティブ要素が消えて、より甘くフルーティーに


記事の後半では、ジョニーウォーカーの定番ボトル「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」とのテイスティング比較もしています。ぜひ最後まで読んでいってください。
ジョニーウォーカー ブラックルビーの基本情報・ストーリー
基本情報
銘柄 | ジョニーウォーカー ブラックルビー |
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッドモルト |
主要モルト | ローズアイル |
アルコール度数 | 40% |
所有者 | ディアジオ社(ジョン・ウォーカー&サンズ社) |
取扱い | キリンホールディングス |
参考価格 | 約3,600~4,000円 |
概要
ブラックラベルシリーズの新ラインナップ
「ジョニーウォーカー ブラックルビー」は、通年商品としては2017年発売の「ジョニーウォーカー 18年」以来7年半ぶりとなる新商品です。ブラックルビーの商品化には、ジョニーウォーカーのマスターブレンダー:エマ・ウォーカーの「既存のウイスキーファンだけでなく、より幅広い層、スコッチウイスキーに馴染みのない初心者にも楽しんでもらいたい」という想いが込められています。ブラックラベルの持つブランドイメージを継承しつつも、より甘く、飲みやすい特性を持たせることをプロダクトデザインとし、ブラックルビーは誕生しました。
ローズアイルのモルトウイスキーがキーモルト
引用元:ジョニーウォーカーブラックルビー公式サイト
構成原酒については、「ブラックラベル」からモルトウイスキーを厳選し、赤ワイン樽、シェリー樽(ペドロヒメネス、オロロソ)、バーボン樽で熟成させています。また、ジョニーウォーカーを有する世界的な酒類会社であるディアジオ社の最も先進的な蒸留所「ローズアイル」のモルトウイスキーが使われ、特に赤ワイン樽で熟成されたウイスキーが「前例のないほど使用されている」とされています 。
ローズアイル蒸留所は、スコットランドのスペイサイド地方、エルギンの西に位置し、2009年に操業を開始。スコットランドで過去30年でもっとも大規模、最新鋭の技術が導入されたモルト蒸留所で、すべてコンピューター制御のワンマンオペレーション、1日3シフトの製造スタッフ3人のみというすごい蒸留所 。ローズアイルのモルトウイスキーは「ローズアイル 12年 ディアジオスペシャルリリース」という商品名で2023年と2024年に発売されていて、それ以外はほとんどがブレンデッドウイスキー用に使われています。ジョニーウォーカー ブラックルビーもブレンデッドウイスキーとはいえ、ローズアイルのモルトが前例無いほど使用されているという点で、ローズアイルの味わいを楽しめる貴重なウイスキーといえるでしょう。
ジョニーウォーカー ブラックルビーのテイスティングレビュー・評価
ジョニーウォーカー ブラックルビーの特性レーダーチャート


ジョニーウォーカー ブラックルビーの特徴
コメント(ストレートでの評価 オススメ度:)


香り
開栓直後は金属やゴムのようなにおいが強く、ネガティブな印象でしたが、グラスに注いでから時間をおくと徐々にネガティブ要素が弱まりました。ベリーの色濃いフルーツの香りとほのかに黒糖のような香りが感じられます。スモーキーさは香りからは感じられませんでした。
味わいと余韻


開栓直後は、香りで感じていたほどではありませんが、金属とゴムのネガティブな風味が邪魔をし、甘くフルーティーな風味は感じられるものの細かい風味は感じ取りにくかったです。グラスに注いでから空気に触れさせしばらく放置すると、香りと同様に味わいからもネガティブ要素が消えていきます。



開栓後3日以上経つと、グラスに注いだ直後でもネガティブ要素はかなり減りました。
ネガティブ要素が抜けたあとに口に含むと、黒糖のような甘い風味を強めに感じ、チェリーとベリーを混ぜたようなフルーツも感じられます。また、弱めではありますがはちみつやバニラ、甘味料のような甘味もありました。年数表記のないブレンデッドウイスキーですが、想像していたほどアルコール刺激は少なく、さすがはジョニーウォーカー ブラックラベルシリーズといったところ。
余韻は長めで、僕の感覚で60秒ほど。口に含んだ瞬間から、黒糖、はちみつ、バニラを感じ、数秒遅れてチェリーとベリーが感じ取れました。チェリーとベリーは30秒ほどでほとんど感じられなくなり、バニラ、はちみつも中盤以降で消えていきます。しかし、飲み終えて60秒以上経ったあとも、ふとした瞬間に黒糖、チェリー、ベリーの風味がフワッと感じられることも。



シェリー樽熟成原酒が使われているということで、ドライフルーツの風味が強いのではと想像していましたがそんなことはなく、チェリーやベリーのフルーツのニュアンスが印象的。
ジョニーウォーカー ブラックルビーの飲み方別 オススメ度
飲み方 | オススメ度 |
---|---|
![]() ![]() ストレート | 4 |
![]() ![]() 加水 | 5 |
![]() ![]() オン・ザ・ロックス | 2 |
![]() ![]() ハイボール | 4 |
![]() ![]() ホットウイスキー | 5 |
加水 オススメ度:


数滴の加水で、ベリー&チェリーの甘いフルーツが強まり、まろやかになります。金属やゴムの風味は激減し、かなり飲みやすくなりました。
開栓直後はストレートだと金属やゴムの風味が強めなので、加水をオススメします。
オン・ザ・ロックス オススメ度:


甘味と苦味が強まり、ゴム臭を感じやすくなりました。また、人工甘味料のような違和感のある甘味が出て、飲みにくさを感じました。
ハイボール オススメ度:


フルーティーでクセがなく飲みやすいハイボールです。ベリーやチェリーの風味はかなり薄まり、スモーキーさもほとんどありません。炭酸の泡にのって弱めですがゴムの風味が感じられました。
クセがなく飲みやすい反面、特徴に乏しい味わいになってしまったのは個人的に残念。
ホットウイスキー オススメ度:


ウイスキー:お湯=2:3くらいの濃いめがオススメ。
お湯割りした直後はゴムの風味がありますが、数秒後には消えます。他の飲み方と比べてダントツで、チェリーとベリー、黒糖の風味を楽しめるでしょう。
ジョニーウォーカー ブラックルビーとジョニーウォーカー ブラックラベル 12年との比較


同じジョニーウォーカーシリーズから定番ボトル「ジョニーウォーカー ブラックボトル 12年」と飲み比べしました。色はブラックルビーの方が赤みがかっています。
ジョニーウォーカー ブラックルビーとジョニーウォーカー ブラックラベル 12年との特性比較


ジョニーウォーカー ブラックルビーとジョニーウォーカー ブラックラベル 12年との特徴比較
これら2銘柄に絞った比較表を用意しました。
ジョニーウォーカー ブラックルビー | ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 | |
---|---|---|
特性 | 甘い味わいが濃い | それほど濃くはないがバランスがとれている |
特徴 | 〇ベリー、チェリー、黒糖の甘い風味 〇スモーキーさは弱め 〇ライトよりのミディアムボディ | ◯穀物、リンゴの甘さ ◯甘くフローラルの後にややスモーキー 〇ミディアムよりのライトボディ |
同じブラックラベルシリーズですが、味わいは大きく異なりました。ブラックルビーは商品設計の狙い通り、ブラックラベル 12年よりも甘く、スモーキーさがなく、スコッチウイスキーを飲み慣れていない人でも飲みやすい味わいです。両者ともフルーティーな味わいを持ちますが、ブラックルビーはベリーやチェリーの風味が強いのに対し、ブラックラベル 12年は爽やかなリンゴが感じられました。



スモーキーなウイスキーに挑戦したい初心者の方はブラックラベル 12年、スモーキーが苦手で甘い風味のウイスキーを飲みたい方はブラックルビーがオススメです。
感想・まとめ:味わい“開く”と濃厚ベリー系フルーティー
ジョニーウォーカー ブラックラベルシリーズから新発売された「ジョニーウォーカー ブラックルビー」を紹介しました。開栓直後は金属やゴムのにおいが強めでしたが、時間が経つにつれて味わいが“開き”、ベリー系のフルーティーな風味とコクのある甘さを楽しむことができるようになりました。
味わいが開いた状態であれば、ウイスキー初心者の方にはもちろんウイスキーファンの方にとってもオススメの飲みやすさです。



僕と同様にゴムのようなにおいが気になった方は、加水やホットウイスキーにすることで、とても飲みやすくブラックルビーの味わいを楽しめるはず。
- ベリー系のフルーティーなウイスキーをお探しの方
- ホットウイスキーに合うフルーティーなウイスキーをお探しの方
- ジョニーウォーカーファンの方





