レビュー|スペシャルリザーブ|白州要素あり!洗練されたブレンデッド

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

今回紹介する「スペシャルリザーブ」を初めてハイボールで飲んだとき、まるで白州のハイボールを飲んでいるかのような味わいに感動したことを覚えています♪

スペシャルリザーブは発売当時は「サントリーリザーブ」という銘柄でした。サントリーリザーブはサントリー創業70周年(創業者・鳥井信治郎氏が大阪市で鳥居商店を開業したのが1899年です)にあたる1969年に発売されたジャパニーズブレンデッドウイスキーです。

スペシャルリザーブはこんなウイスキー

  • 強い木樽の香りリンゴと弱めのバニラ
  • 原酒に使われている白州蒸溜所のモルトを強く感じる。
  • ハイボールとホットウイスキーがオススメ。
リザーブ
¥3,057 (2023/05/03 21:17時点 | Amazon調べ)
目次

スペシャルリザーブの基本情報・ストーリー

基本情報

銘柄スペシャルリザーブ
原産国日本
分類ブレンデッド
キーモルト白州蒸溜所のホワイトオーク樽原酒
アルコール度数40%
所有者サントリースピリッツ
取扱いサントリーホールディングス
参考価格2,500~3,100円

ストーリー

創業者・鳥井信治郎氏の後を継いだ佐治敬三氏が、サントリーウイスキーの品質を世界にアピールすべく1969年に発売したウイスキーが「サントリーリザーブ」です。翌年1970年に開催される大阪万博への出展、そして日本のウイスキー市場の国際化を視野に入れたものでした。

発売当時のキャッチコピーは「国産品と呼ばずに国際品と呼んでください」。

サントリーリザーブが発売された1969年の世界的な出来事といえば「アポロ11号による人類史上初の月面着陸」です。その翌年の大阪万博では、目玉としてアポロ11号が持ち帰った「月の石」がアメリカ館に展示されました。

サントリーも大阪万博でパビリオン出展し、国内のウイスキーファンはもちろん万博で来日した外国人たちから良い評価を得ました。

らま

佐治氏の読みは時代の流れをとらえ、サントリーはウイスキー国際化の波に乗りました。

2008年に何度目かのリニューアルが行われ、「サントリーリザーブ」から「スペシャルリザーブ」に銘柄が変更になりました。

スペシャルリザーブのテイスティングレビュー・評価

スペシャルリザーブの特性レーダーチャート

スペシャルリザーブの特性レーダーチャート
香り
調和:4
豊か:3
個性的:4
味わい
調和:5
まろやか:4
豊か:4
濃い:4
個性的:4

スペシャルリザーブの特徴グラフ

コメント(ストレートでの評価 オススメ度:

スペシャルリザーブのストレート

バニラの甘さリンゴや洋ナシのフルーティーな風味と甘さ穀物の柔らかい甘味の後に少しアルコール刺激とスパイシーさを感じます。

このリンゴと洋ナシ感はスコッチのシングルモルトウイスキー「グレンフィディック12年」に少し似ています。

そして何よりも特徴的なのは木樽の風味がとても強いことです。ブレンドに使用されているキーモルトが白州蒸溜所のホワイトオーク樽原酒ということで、キーモルトの味わいを強く味わえるブレンデッドウイスキーです。

シングルモルト白州は「森香る」と表現されますが、スペシャルリザーブは森というよりも切ったばかりもしくは削りたての木材の印象を受けました。

らま

DIYする方ならわかっていただけると思うのですが、木材をのこぎりで切断した時や、ヤスリで磨いた時に感じる香りがあるんです。
個人的にあの香りは好きなんですよね♪

角瓶 復刻版の飲み方別 オススメ度(5段階)

飲み方オススメ度
ストレート
ストレート
4
加水
加水
3
オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックス
4
ハイボール
ハイボール
5
ホットウイスキー
ホットウイスキー
5

加水 オススメ度:

アルコール刺激が目立たなくなり、わずかにメロンと柑橘の風味を感じるようになりました。

ストレートで感じていたバニラは弱まり、ややバランスが崩れた味わいに。

オン・ザ・ロックス オススメ度:

甘味が抑えられ、口の中で感じる味わいが全体的に引き締まりました。かすかなバニラの甘さと飲んだ後に鼻から抜ける切ったばかりの木材のような香りがとても心地よいです。

ハイボール オススメ度:

フルーティーでさわやかな甘さの後に切ったばかりの木材のさわやかな香りが楽しめます。

白州モルト原酒の香り・味わいを最も強く感じられる飲み方です。オン・ザ・ロックスよりも抑えめな木の香りが炭酸のシュワシュワにのって鼻先ではじけることで白州特有の森林の香りに近づいているように感じます。

ホットウイスキー オススメ度:

スペシャルリザーブ:お湯=1:3でホットウイスキーをつくると、フレッシュなフルーティーさ木樽の香りがより前面に出てきます。爽やかな酸味がわずかに出てきたことで、バニラも感じつつ爽やかな飲み口のホットウイスキーになりました。

他の飲み方よりもグレーンウイスキーの優しい甘さが目立つことで、ハイボールやオン・ザ・ロックスとは違ったおいしさが楽しめます。

感想・まとめ:木の香りとリンゴやバニラとのバランスが爽快!

ジャパニーズシングルモルトウイスキーが高騰している中で、シングルモルト白州に似た風味を楽しむことができる、実は高コスパのブレンデッドウイスキー「スペシャルリザーブ」を紹介しました。

ストレートでも美味しく飲めますが、さらにオススメはハイボールとホットウイスキーです。

ハイボールでは白州感を楽しむことができ、ホットウイスキーではまた違った表情の落ち着く味わいを楽しむことができます。シングルモルト白州が手に入らないならこれを買っておきましょう!

スペシャルリザーブのハイボールは白州と飲み比べしなければ白州ハイボールと勘違いしてしまうくらいのポテンシャルです♪

こんな方にオススメ
  • 心地良い木の香りが味わえるウイスキーをお探しの方
  • ストレートでも飲みやすく、ハイボールやホットウイスキーも楽しみたい方
  • シングルモルト白州が入手困難だけど、少しでも白州感を味わってみたい方
リザーブ
¥3,190 (2024/11/18 19:12時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次