ニッカウヰスキーが誇る宮城峡蒸溜所を訪れた人だけが購入できる(※一部例外を除く)、希少性の高いボトル「宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキー」。容量500mlで3,500円(税込)という内容は、お土産としての選択肢にもなるでしょう。
この記事では、「宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキー」の詳しい味わい、オススメの飲み方まで徹底的にレビューしていきます。
らまオンラインショッピングでも購入可能ですが、けっこう割高なんです。
- 華やかで甘く、軽やかな香りと味わい
- 宮城峡蒸溜所のモルトとカフェグレーンが味わいを主軸に構成
- 宮城峡蒸溜所で、500ml・3,500円で販売
記事の後半では、宮城峡蒸溜所のシングルモルト「シングルモルト宮城峡」とニッカのブレンデッドウイスキー「スーパーニッカ」との比較もしています。ぜひ最後までご覧ください。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーの基本情報・概要
基本情報
| 銘柄 | 宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキー |
| 原産国 | 日本 |
| 分類 | ブレンデッド |
| 主要モルト | 宮城峡モルト原酒 |
| アルコール度数 | 40% |
| 所有者 | ニッカウヰスキー |
| 取扱い | アサヒビール |
| 参考価格(税込) | 3,500円 |
概要
宮城峡蒸溜所の特徴
1969年、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝が「北海道の余市とは異なる個性のウイスキー」を求めて選んだのが、仙台の広瀬川と新川(にっかわ)が合流するこの地でした。 余市が「力強く、スモーキー」なら、宮城峡は「華やかで、フルーティー」。蒸気間接蒸溜という手法を用いることで、エレガントで柔らかな原酒が造られています。
もう一つの特徴が、カフェ式(コフィー式)連続式蒸留機です。これは開発者のイーニアス・コフィーの名にちなんだもので、1831年にアイルランドで開発(特許取得)されました。旧式のため蒸留効率は悪い一方で、原料由来の成分が残りやすい、こだわりの蒸留機ともいえます。
限定ブレンデッドのコンセプト


このウイスキーは、宮城峡蒸溜所モルトとカフェグレーンを主軸とし、一部輸入原酒もブレンドしています。シングルモルト宮城峡が持つ華やかさを活かしつつ、ブレンデッドならではの「飲みやすさ」を追求した商品設計となっています。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーの特性レーダーチャート


宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーの特徴グラフ
コメント(ストレートでの評価 オススメ度:)


香り
第一印象は、“華やかでライトな甘さ”です。香り立ちは控えめで、甘い香りの内容としては、チョコレートやウエハース。少し草のようなニュアンスもあります。
味わいと余韻


開栓直後は華やかさと甘さはあるものの、とても単調な味わいに感じられました。グラスに注いでから10分以上経ってから口に含んでみると、味わいが開きます。香りと同様に味わいも華やかさと甘さが主体で個性は弱めのライトボディ。甘い要素で際立つものはなく、ビターチョコ、穀物、バニラ、八角のようなオリエンタルな甘い風味がどれも控えめに感じられます。
ライトボディで個性は弱く、飲みやすさを重視したブレンドです。アルコール刺激はやや強いので、ストレート以外の飲み方が良いでしょう。



ストレートで味わう際は、グラスに注いでから長めに空気に触れさせてあげると刺激が少し和らぎます。
余韻は短く、僕の感覚で35秒程度。口に含んですぐにもっとも強く感じるのは華やかさです。同時にダークチョコと穀物、バニラをうっすら感じ、中盤までに華やかさと穀物、バニラは消えていきます。その後八角が目立つようになり、それもすぐに消えていきます。ダークチョコの余韻は弱いながらも最後まで続いていきました。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーの飲み方別 オススメ度
| 飲み方 | オススメ度 |
|---|---|
![]() ![]() ストレート | 3 |
![]() ![]() 加水 | 5 |
![]() ![]() オン・ザ・ロックス | 2 |
![]() ![]() ハイボール | 4 |
![]() ![]() ホットウイスキー | 4 |
加水 オススメ度:


数滴の加水で、甘さが増し、まろやかになり、飲みやすくなります。バニラとチョコレート、ウエハースの甘い風味が強まりました。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドは、この数滴加水がもっとも味わいを楽しめるでしょう。
オン・ザ・ロックス オススメ度:


先味が少しビターになり、穀物の優しい甘さが引き立ちます。一方で、華やかさがかなり弱まり、甘さの余韻も短く、後味に苦味が目立ちます。
ハイボール オススメ度:


穀物の甘さとリンゴのフルーティーさが感じられる華やかハイボールです。後味にグレープフルーツのような苦さがあります。個性が弱い分、どの食事にも合わせやすいでしょう。
ハイボールにするなら濃いめがオススメです。
ホットウイスキー オススメ度:


ウイスキー:お湯=1:2の濃いめでつくりました。
甘くまろやかなバニラを強く感じます。クセがなく飲みやすいですが、やや物足りなさも。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーとシングルモルト宮城峡、スーパーニッカとの比較


宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーのキーモルトである宮城峡蒸溜所モルトとして「シングルモルト宮城峡」とニッカのブレンデッドウイスキー「スーパーニッカ」との飲み比べをしました。
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーとシングルモルト宮城峡、スーパーニッカとの特性比較


宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーとシングルモルト宮城峡、スーパーニッカとの特徴比較
これら3銘柄の比較表を用意しました。
| 宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキー | シングルモルト宮城峡 | スーパーニッカ | |
|---|---|---|---|
| 特性 | 個性は控えめで、飲みやすさ重視 | エレガントで爽やかフルーティーな味わい | 味わい豊かでまろやかに調和 |
| 特徴 | 〇華やか、ダークチョコ、穀物 〇アルコール刺激強め 〇ライトボディ | 〇リンゴ、洋梨、バニラが強い 〇弱めだが焚火のようなスモーキー 〇ミディアムボディ | 〇甘さとまろやかなコク、ほのかなスモーキーが絶妙に調和 〇穀物の甘さ、メロン、華やかさ、ダークチョコレート 〇ミディアムボディ |
宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーには、宮城峡蒸溜所のモルト原酒が使われているということで、シングルモルト宮城峡と比較してみました。確かにシングルモルト宮城峡の要素は弱めですが限定ブレンデッドにも感じられます。しかしそれはわずかなもので、当然ですがシングルモルト宮城峡の方が圧倒的に華やかでフルーティーでした。もしシングルモルト宮城峡を購入するには価格的にハードルが高いけれど、コストを抑えてその味わいを感じてみたいという方には、限定ブレンデッドと同じく蒸溜所限定で販売さいていて同価格(3,500円)の「ピュアモルト レッド」をオススメします。
次に、同じくニッカのブレンデッドウイスキーであるスーパーニッカとの比較です。どちらもブレンデッドウイスキーではありますが、まったく異なる味わいです。限定ブレンデッドはライトで華やかなのに対し、スーパーニッカはコクがあってしっかりした味わい。限定ブレンデッドでは個性控えめな中に華やかさとダークチョコ、穀物を感じることができる飲みやすさ重視の味わいですが、スーパーニッカではしっかりと宮城峡モルトの華やかさと共に余市モルト(ニッカウヰスキーが誇る北海道にある余市蒸溜所モルト)の力強さが感じられます。



シングルモルト宮城峡やスーパーニッカを飲み慣れている方にとっては、宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーは物足りないかもしれませんが、ウイスキー初心者の方にとっては飲みやすいはず。
感想・まとめ:ニッカウヰスキーファンは蒸溜所で買ってみましょう
ニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーを紹介しました。同じく蒸溜所限定で販売しているピュアモルトレッド、ピュアモルトブラックは宮城峡モルトや余市モルトの個性を感じやすいボトルですが、限定ブレンデッドは個性を控えめにして飲みやすさをメインにした味わいでした。
味わいの面ではウイスキー初心者向けですが、500mlで3500円であることを考えると、初心者が気軽に買える価格ではないかなと思うところ。
ニッカウヰスキーファンであれば、宮城峡蒸溜所を見学した際に販売所で蒸溜所限定ブレンデッドを購入し、ウイスキーコレクションに加えて、他のニッカウヰスキーボトルとの飲み比べなどで楽しみましょう。
- ニッカウヰスキーファンで、宮城峡蒸溜所見学した記念に一本










