今回はウイスキーに興味を持ったばかりでこれからウイスキーに挑戦してみたいという方にぜひ飲んでいただきたい「飲みやすさ重視のオススメ8選」を紹介します!
オススメウイスキーの選考基準
今回のオススメウイスキー選考基準は以下のとおりです。
- クセが強すぎず飲みやすい
- 香味と価格のバランス=コスパが良く高すぎない ⇒ 2,000~4,000円台
- ストレートもしくはちょっと加水でそのウイスキー本来の美味しさが楽しめる
「1000円前後のウイスキーを教えてよ~」というご要望もあるとは思いますが、最初に飲んでいただくウイスキーで「ウイスキーって美味しい!」と感じていただきたいのです!
低価格帯ウイスキーはウイスキーにはまってから少しずつ攻めていきましょう♪
それでは、らま独断と偏見の「初心者に飲んでほしいオススメウイスキー8選」いってみましょう!
飲みやすさ重視のオススメウイスキー
- ザ・グレンリベット 12年
- グレンフィディック 12年
- グレングラント アルボラリス
- ジョニーウォーカー ブラックラベル
- バスカー アイリッシュウイスキー
- ブッシュミルズ ブラックブッシュ
- クラウンローヤル
- スーパーニッカ
ザ・グレンリベット 12年
銘柄 | ザ・グレンリベット12年 |
原産国 | スコットランド(スペイサイド) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40度 |
主な熟成樽 | アメリカンオーク樽、ヨーロピアンオーク樽 |
所有者 | ペルノ・リカール・ジャパン |
参考価格 | 約3,000~4,000円 |
ザ・グレンリベット12年は、スコットランドで政府公認第一号の蒸留所であるグレンリベット蒸留所のスタンダードボトルです。
華やかでフルーティーな風味とスムーズでマイルドな飲み口が魅力です。
具体的には、はちみつが強めで、バニラ、穀物、リンゴ、花のような要素がとてもまろやかにまとまっています。様々な甘い要素がありますが、決して甘ったるいことはありません。余韻には心地良い甘さが楽しめます。
オススメの飲み方は、ストレートとハイボールです。冬の寒い日にはホットウイスキーも良いですよ♪
当ブログでのウイスキーレビューは全てこのザ・グレンリベット12年を基準としてつくっています。
他のウイスキーを評価するときに毎回飲み比べしてます!
グレンフィディック 12年
銘柄 | グレンフィディック12年 |
原産国 | スコットランド(スペイサイド) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
主な熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
所有者 | ウィリアム・グラント&サンズ社 |
参考価格 | 3,500~4,500円 |
グレンフィディックはスコッチウイスキーシングルモルト世界一・二の売上を誇ります。
ちなみに世界一の座を競っているもう一つのブランドは前述のザ・グレンリベットです。
ブレンデッドウイスキーが全盛期だった1963年に、自社ウイスキーをブレンド会社には供給せずにシングルモルトとしてボトリングして販売することを決断しました。
いうなれば、グレンフィディックはシングルモルトのパイオニアです。当時のこの決断が無ければ、現在のようなシングルモルトブームはもっと後の時代だったかもしれませんね!
グレンフィディック12年はグレンフィディックのスタンダードボトルです。
香り・味わいともにフレッシュで調和が取れています。最も特徴的なのはみずみずしい洋ナシの風味でその他にフローラルな華やかさ、はちみつ、バニラ、レーズンを感じることができます。これらの甘い風味が抜けていった後の余韻に少しのスモーキーさがあります。
ボディはライトでとても飲みやすく、ストレートでもどんどん飲めてしまいます。
オススメの飲み方は、ストレートとハイボールです。
グレングラント アルボラリス
銘柄 | グレングラント アルボラリス |
原産国 | スコットランド(スぺサイド) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
主な熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
所有者 | カンパリ・グループ社 |
参考価格 | 約2,000~2,500円 |
グレングラントはイタリアでシングルモルト売上No.1を誇るスコッチウイスキーです。グレングラント アルボラリスはグレングラント蒸留所の創業180年を記念して発売された銘柄です。日本では2021年から販売されています。
グレングラント蒸留所の裏にはヴィクトリア朝庭園が広がり、様々な木々が植えられています。アルボラリスは“木漏れ日”を意味し、まさにグレングラントの庭園の木漏れ日をイメージした銘柄となっています。
アルボラリスの特徴はなんといってもレーズン感とバニラの甘さと華やかさです。また、マカデミアナッツのようなオイリーで優しく甘い風味があります。ライト寄りのミディアムボディで余韻は長引かずにスッキリとした飲み口です。
2000円台前半で買うことができるのでかなりコスパが良く、飲みやすさからもウイスキー初心者の方にオススメです!
オススメの飲み方はストレートとハイボールです。
ジョニーウォーカー ブラックラベル
銘柄 | ジョニーウォーカーブラックラベル12年 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
キーモルト | カーデュ、タリスカー、ラガブーリン |
アルコール度数 | 40% |
所有者 | ディアジオ社(ジョン・ウォーカー&サンズ社) |
参考価格 | 約2,000~2,500円 |
ジョニーウォーカーは、スコッチウイスキー生産量の8割以上を占めるブレンデッドウイスキーの中でダントツの売上を誇っています。そんなジョニーウォーカーの代表的な銘柄がジョニーウォーカーブラックラベル12年です。
ボトルは誰が見てもすぐにわかる四角柱の形に斜めに貼られたラベル、ストライディングマン(闊歩する紳士)のロゴマークです。
穏やかなライトボディですが、華やかさ、青リンゴのフルーティーさ、はちみつ、チョコレート、ほのかなスモーキーさがバランスよくブレンドされています。
これからスモーキーなウイスキーに挑戦してみたいという方は、まずジョニーウォーカーブラックラベル12年の穏やかなスモーキーからはじめてみるのもありです!
オススメの飲み方はハイボールとホットウイスキーです。
これからウイスキーに挑戦するという方で、個性は強すぎず穏やかな酒質だけど様々な味わいを感じてみたいという方はストレートでも飲んでみて下さい。
特にホットウイスキーは甘さとスモーキーさが少し強まり、これがまた絶妙で美味しかったです。
バスカー アイリッシュウイスキー
銘柄 | バスカー アイリッシュウイスキー |
原産国 | アイルランド |
分類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
主な熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽、マルサラ樽 |
参考価格 | 2,000~3,000円 |
バスカー アイリッシュウイスキーは2016年に創業したロイヤルオーク蒸留所が、全て自社製のモルトウイスキー、ポットスチルウイスキー、グレーンウイスキーの3種をブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
2020年12月に発売開始された誕生したばかりのアイリッシュウイスキーですが、既に2020年の L.A. Spirits Awardsでプラチナメダルに次ぐゴールドメダルを受賞、ワインエンスージアスト誌(アメリカの著名ワイン雑誌)の2021年のアワードにおいて94ポイントの高得点でアイリッシュブレンド部門最高賞の「ザ・ベスト・バイ・アマング・アイリッシュブレンド」を受賞など他にも数々の賞を獲得しているようです。
バスカー アイリッシュウイスキーはアイリッシュのスムーズな特徴とスコッチシングルモルトでも感じるような力強さがあります。同価格帯のアイリッシュウイスキーと比べて味わいが濃くしっかりしています。
香り・味わいともに甘さが強く、バニラとトロピカルフルーツを感じます。飲み込んだ後、酸味が少し残る熟したパイナップルの香りが鼻から抜けていきます。この酸味がトロピカルフルーツ感を強くしている気がします。
余韻には喉奥で少し渋味も感じますが、甘さの後に訪れるかすかな渋味がこのウイスキーのバランスを整えています。
オススメの飲み方はハイボールです。ストレート、オン・ザ・ロックスも美味しいですが、より一層パイナップルの香りが強くなるトロピカルハイボールはぜひお試しいただきたいです!
数々の受賞という結果のとおり、飲みやすさと飲みごたえをあわせ持つ美味しいアイリッシュウイスキーです。
僕の常備酒になりました♪
ブッシュミルズ ブラックブッシュ
銘柄 | ブッシュミルズ ブラックブッシュ |
原産国 | アイルランド |
分類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
主な熟成樽 | オロロソシェリー樽、バーボン樽 |
所有者 | ホセ・クエルボ |
参考価格 | 2,000~2,500円 |
ブッシュミルズは400年以上の歴史を持つブッシュミルズ蒸留所のアイリッシュウイスキーです。
スコッチウイスキーの特色である麦芽100%モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混和するブレンデッドウイスキーと、アイリッシュウイスキーの伝統である3回蒸留を掛け合わせた「アイリッシュブレンデッドウイスキー」をアイルランドで先駆けて取り組み、誕生したのが「ブラックブッシュ」です。
ブラックブッシュはオロロソシェリー樽とバーボン樽で最長7年熟成させたモルト原酒をなんと80%以上使用しています。
香り・味わいは、クリーミーでレーズンの風味が強く、バニラの甘さや木樽の香りにスパイシーさがあります。
オススメの飲み方はストレートです。
開栓してすぐは少し金属臭がしますが、時間が経てば感じない程度に少なくなります。開栓直後もグラス中で空気に触れさせることで金属臭はなくなっていきますので、もし飲んでみて違和感を感じましたら少し時間をおいてみて下さい。
甘くてクリーミーなウイスキーを飲んでみたい方、またはシェリー樽の特徴が強いので「シェリー樽熟成のウイスキーを飲んでみたい」という方はブラックブッシュをオススメします。
クラウンローヤル ファインデラックス
銘柄 | クラウンローヤル ファインデラックス |
原産国 | カナダ |
分類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
主な熟成樽 | ホワイトオーク樽 |
所有者 | ディアジオ社 |
参考価格 | 1,700~2,500円 |
クラウンローヤルは、1939年にカナダに初訪問したイギリス国王夫妻に献上するためにつくられたカナディアンウイスキーです。
ウイスキーボトルは写真のとおり、王冠の形にデザインされたカットガラスで、さらに金の刺繍が施された紫色の布袋に包まれています。(個別記事に写真がありますので、気になる方はそちらでご確認ください。)
クラウンローヤル ファインデラックスは、滑らかな酒質ですが軽すぎずリッチな味わいがあります。
メープルシロップを連想させるようなカラメル・バニラの強さとバランスで、後味にオレンジピールの柑橘感とほろ苦さ、スパイシーさがあります。
オススメの飲み方はストレート、ハイボール、ホットウイスキーです。
アルコール感が少ないのでストレートでも飲みやすく、メープルシロップの香りと酸味、木樽の安らぐ香りが楽しめるハイボール、木樽の香りとメープルシロップが最も強調されるホットウイスキーはさらにこのウイスキーの美味しさを引き出してくれます。
スーパーニッカ
銘柄 | スーパーニッカ |
原産国 | 日本 |
分類 | ブレンデッド |
キーモルト | 余市モルト原酒、宮城峡モルト原酒 |
アルコール度数 | 43% |
所有者 | ニッカウヰスキー |
参考価格 | 2,000~2,500円 |
スーパーニッカはニッカウヰスキーを代表するブレンデッドウイスキーです。
日本のウイスキーの父・竹鶴政孝氏が妻・リタさんへの愛と感謝を込めてつくりあげた渾身のブレンデッドウイスキーです。2009年に一新され、発売当時の味わいとは異なるブレンドになっていますが、シングルモルトに劣らない豊かな味わいが楽しめます。
鼻で嗅ぐよりも口に含んだ際に感じる香り・味わいが強く、穀物の優しい甘さと爽やかなメロンの甘さ、フローラルな華やかさ、木樽の香りの後にダークチョコレートとわずかなスモーキーさの余韻があります。
スムーズな飲み口とまろやかな味わいが魅力のミディアムボディで飲みごたえがあります。
オススメの飲み方は、少し加水、ハイボール、ホットウイスキーです。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はらま独断と偏見の「初心者にオススメの飲みやすさ重視」8選ということで特集してみました。
今後様々なウイスキーを紹介していく中で、よりオススメのウイスキーを発見しましたら9選、10選と増えていくかもしれません。よろしければたまに当ブログをのぞいてみて下さい!
友人や知り合いに尋ねられた場合に何をオススメするかをかなり考えて選びました!この中でまだ飲んだことがないウイスキーがありましたら、ぜひ飲んでみて下さい♪
それでは良いウイスキー宅飲みライフを!