レビュー|ブッシュミルズ (ホワイトブッシュ)|フレッシュでフルーティーな飲みやすさ

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【レビュー】ブッシュミルズ
らま

アイリッシュウイスキー入門の一本目にオススメできる飲みやすさとコスパのブッシュミルズ(通称ホワイトブッシュ)を紹介します。

アイリッシュウイスキーといえば3回蒸留によるクリーミーでまろやかな酒質が特徴です。ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)はブッシュミルズブランドのスタンダードボトルであり、アイリッシュウイスキーの特徴をリーズナブルに試すことができる、ノンエイジながらとても飲みやすいウイスキーです。

「ブッシュミルズ」はこんなウイスキー

  • 1000円台とは思えないスムーズな飲み口。
  • フレッシュでフルーティー・クリーミーな甘さ。
  • アイリッシュウイスキーが初めての方にもオススメ。
BUSHMILLS(ブッシュミルズ)
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※ネット通販で購入するよりも酒屋さんやイオンリカーなど店舗の方が安く買えるかもしれません。

目次

ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)の基本情報・ストーリー

基本情報

銘柄ブッシュミルズ
原産国アイルランド
蒸留所ブッシュミルズ蒸留所
分類ブレンデッド
仕込み水セント・コロンパの泉
アルコール度数40%
主な熟成樽オロロソシェリー樽、バーボン樽
所有者ホセ・クエルボ社
取扱いアサヒビール
参考価格約1,500~2,000円

ストーリー

ブッシュミルズを製造しているブッシュミルズ蒸留所は北アイルランド北端のアントリム州にあり、1608年創業ともいわれるアイリッシュウイスキー最古の蒸留所です。これは当時のイングランド国王ジェームズ一世がアントリム州の領主サー・トーマス・フィリップスに蒸留所免許を与えた記録によるものです。

ブッシュミルズは大麦麦芽(モルト)にもこだわり、モルト原酒の原料には100%アイルランド産のノンピート麦芽を使用しています。これはスコッチウイスキーのモルトウイスキーと同様の製法です。

アイリッシュウイスキーはかつてウイスキーの生産量世界一でしたが1920年代以降に衰退していきました。その中でブッシュミルズはスコッチウイスキーと同様の製法によるモルトウイスキーにグレーンウイスキーを混ぜることでブレンデッドウイスキーをつくりだしました。

らま

このアイリッシュブレンデッドをいち早く取り入れたことによってブッシュミルズの出荷量は一気に伸びました。その結果アイリッシュウイスキーの復活にも貢献したのです。

ブッシュミルズブランドのスタンダードボトルが白いラベルの「ブッシュミルズ」(通称ホワイトブッシュ)で3回蒸留したモルト原酒の比率は50%です。

ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)のテイスティングレビュー・評価

ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)の特性レーダーチャート

ブッシュミルズの特性レーダーチャート
【香り】調和:4,豊か:3,個性的]3
【味わい】調和:5,まろやか:5,豊か:3,濃い:4,個性的:3

ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)の特徴

コメント(ストレートでの評価 オススメ度:

ブッシュミルズ:ストレート

香り立ちは弱めですが軽やかなフルーティーさが感じられます。それほど個性は感じられませんが調和のとれた香りです。口に含んでみると味わいは香りでの印象よりもやや濃く、スムーズでまろやかです。

香りからはなんのフルーティーさかはわかりませんでしたが、口に含んでみるとかすかに爽やかな柑橘類やリンゴを感じます。柑橘類はレモンから酸味を抜いてもう少しミカンに寄せた感じです。甘すぎずクリーミーで穏やかな飲み口で、余韻にはクリーミーなバニラがかすかに残り数秒で消えていきます。

ストレートだと少しアルコール刺激は感じますが、同価格帯のスコッチブレンデッドと比較すると気にならないレベルです。

らま

1,000円台中~後半の価格であることを考えると完成度の高いブレンデッドウイスキーです。アイリッシュウイスキーが初めての方にはぜひオススメします。

ブッシュミルズ(ホワイトブッシュ)の飲み方別 オススメ度

飲み方オススメ度
ストレート
ストレート
3
加水
加水
4
オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックス
5
ハイボール
ハイボール
5
ホットウイスキー
ホットウイスキー
4

加水 オススメ度:

ブッシュミルズ:加水

ほんの数滴加水するだけで、アルコール刺激はほとんど感じられなくなり、より滑らかでクリーミーになります。

爽やかな柑橘とリンゴの風味が強まり、ストレートよりもブッシュミルズの特徴が際立つ印象です。

オン・ザ・ロックス オススメ度:

ブッシュミルズ:オン・ザ・ロックス

通常は冷やすと甘味が感じにくくなるのですが、甘味が強まりました柔らかくフレッシュなフルーティーさも強まりとても飲みやすいです。

ハイボール オススメ度:

ブッシュミルズ:ハイボール

フレッシュなフルーティーさが炭酸の泡にのって感じやすくなります。爽快でスッキリした甘さのハイボールが楽しめます。

香りが強かったり味わいが濃いということはないので、食事にも合わせやすいでしょう。

ホットウイスキー オススメ度:

ブッシュミルズ:ホットウイスキー

穀物の優しい甘さが強まります。他の特徴が控えめなため、少し甘ったるく感じました。

感想・まとめ:フルーティーでクリーミー、ライトな飲みやすさで初心者も飲みやすい

低迷していたアイリッシュウイスキーの復活にも貢献したブッシュミルズブランドのスタンダードボトル「ブッシュミルズ(通用ホワイトブッシュ)」を紹介しました。

伝統の3回蒸留は守りつつ、スコッチ方式のモルトウイスキーの製造とモルトとグレーンをかけあわせたブレンデッドにいち早く着手して成功を収めた世界最古の蒸留所。そのブッシュミルズでつくりだされるスタンダードボトルは控えめな個性でありながらフレッシュでフルーティーな香り・味わいでトータルバランスに優れたウイスキーです

こんな方にオススメ
  • 初めてウイスキーに挑戦する方
  • 食事にも合わせやすく、クセがなくてスムーズなウイスキーをお探しの方
  • スコッチブレンデッドのスモーキーさやアルコール刺激が苦手な方
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同ブランドの「ブラックブッシュ」もとても飲みやすくシェリー系の個性もあわせもったオススメのウイスキーです。また、別記事ではアイリッシュウイスキーの有名ブランド「ジェムソン」のスタンダードボトルとの比較もしています。気になる方はぜひ下記記事も見ていってください。

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