イタリアではスコットランド産のウイスキー消費量が非常に多く、グレングラント(Glen Grant)はイタリア国内で売上No.1を誇るスコッチ・シングルモルトウイスキーです。なかでも「グレングラント アルボラリス」は、初心者にも強くオススメできる、リーズナブルでフルーティーなボトル。そして今回紹介する「グレングラント アルボラリス カスクストレングス」は、加水を一切せず、原酒のままのアルコール度数でボトリングされた限定販売品です。
らますでに品薄ですが、最近になって運良く入手できたので、レビューさせてもらいます!
- グレングラント アルボラリスの味わいをギュッと凝縮したウイスキー
- 開栓後しばらく経つと味わいが開いて、いっきに華やかで甘くフルーティーな風味が強まる
- オン・ザ・ロックスとハイボールがオススメ
記事の後半では「グレングラント アルボラリス」との比較もしています。ぜひ最後まで読んでいってください。
グラングラント アルボラリス カスクストレングスの基本情報・概要
基本情報
| 銘柄 | グラングラント アルボラリス カスクストレングス |
| 原産国 | スコットランド |
| 分類 | シングルモルト |
| 仕込み水 | グレングラント川(天然温泉が含まれる) |
| 主な熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
| アルコール度数 | 58% |
| 所有者 | カンパリ・グループ社 |
| 取扱い | CTスピリッツジャパン |
| 参考価格 | 6,000円 |
概要
グレングラント アルボラリスとは?「木漏れ日」という名のシングルモルト


スコットランド・スペイサイド地方を代表する蒸留所の一つであるグレングラント。そのラインナップの中でも、特に親しみやすい存在としてリリースされたのが「アルボラリス(ラテン語で木漏れ日の意)」です。
アルボラリスの最大の魅力は、その名の通り、明るく華やかでバランスの取れた味わいにあります。これは、厳選されたバーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒が絶妙にブレンドされているから。



通常ボトルのグレングラント アルボラリスは、価格からは考えられないクオリティの神コスパウイスキーです。気になる方は過去記事もご覧ください。
カスクストレングス:樽出し原酒の特徴


カスクストレングスとは、加水調整を行わず、樽原酒そのままのアルコール度数でボトリングされたものです。一般的には50%~60%程度のアルコール度数で、樽の中で育まれた風味が一切薄まることがないため、よりリッチで骨太な味わいを楽しめます。
グレングラント アルボラリス カスクストレングスは、日本と韓国のみで数量限定発売
グレングラント アルボラリス カスクストレングスは、2023年に台湾で限定販売していましたが、2025年9月1日からデザインとアルコール度数を変えて、日本と韓国のみで数量限定発売になりました。
アルコール度数は、原酒そのままの58%。オロロソシェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒がバランス良くヴァッティング(ブレンド)されています。
グレングラント アルボラリス カスクストレングスのテイスティングレビュー・評価
グレングラント アルボラリス カスクストレングスの特性レーダーチャート


グレングラント アルボラリス カスクストレングスの特徴グラフ
コメント(ストレートでの評価 オススメ度:)


香り
かなり強いアルコール感の奥に木樽由来のウッディーさがあります。熟した甘い柑橘のフルーティーさと華やかさも感じられます。
味わいと余韻


アルコール度数が58%もあるため、アルコール刺激はかなり強く、ストレートだと口内と舌の水分を強制的に脱水されるような痛みを感じるでしょう。この対策としては、後述する別の飲み方もしくは、まず水を一口飲んで口内を十分に潤してから味わうことをオススメします。
強く感じられるのは、華やかさとレーズンの風味です。バニラやオレンジ、ビターなオレンジピール、モルトの穀物感、弱めのチョコレートも感じられます。甘い風味に特化した、スモーキーさのないウイスキーです。



開栓してしばらく経つと、アルコール刺激が落ち着いてきて、甘い風味を感じやすくなります。
余韻は長く、僕の感覚で90秒ほど。口に含んですぐに、華やかさとオレンジ、バニラが感じられ、一瞬遅れてレーズンが現れます。しばらくしてから穀物感とチョコレートが感じられるようになり、オレンジとレーズンは中盤で消えていきます。華やかさとバニラ、穀物、チョコレートは終盤まで楽しむことができます。
グレングラント アルボラリス カスクストレングスの飲み方別 オススメ度(5段階)
| 飲み方 | オススメ度 |
|---|---|
![]() ![]() ストレート | 3 |
![]() ![]() 加水 | 5 |
![]() ![]() オン・ザ・ロックス | 5 |
![]() ![]() ハイボール | 5 |
![]() ![]() ホットウイスキー | 5 |
加水 オススメ度:


数滴の加水で、一気に甘さが出てアルコール刺激も和らぎます。オイリーさとクリーミーさが強まりまろやかな飲み口になります。ウイスキー:水=2:1まで薄めてしまうと、通常ボトルと変わらないアルコール濃度になってしまうので、せっかくのカスクストレングス、薄めすぎないで楽しんでください。
オン・ザ・ロックス オススメ度:


最初はアルコールキツめの飲み口ですが、氷の溶けが進むと驚くほど飲みやすくなります。風味はレーズンが強く、程よいバニラも楽しめます。氷の溶けが進んでも氷の溶けが進んでも、飲みごたえがあります。
ハイボール オススメ度:


バニラの甘さが引き立ちます。弱めのエステリー(華やかさ+溶剤)もあり、バーボン樽の風味が強まったようです。鼻から抜ける風味に、バニラ+エステリー+レーズンが絶妙な調和であらわれます。
ホットウイスキー オススメ度:


コクのあるバニラ、レーズン、穀物の甘さと弱いビター感、余韻の爽やかな柑橘がたまりません。
ウイスキー:お湯=1:2の濃いめがオススメです。
グレングラント アルボラリス カスクストレングスとグレングラント アルボラリスとの比較


通常ボトルのグレングラント アルボラリスと比較しました。
グレングラント アルボラリス カスクストレングスとグレングラント アルボラリスとの特性比較


グレングラント アルボラリス カスクストレングスとグレングラント アルボラリスとの特徴比較
この2銘柄の特性・特徴を表にまとめました。
| グレングラント アルボラリス カスクストレングス | グレングラント アルボラリス | |
|---|---|---|
| 特性 | クセはないが、アルコール度数高くてストレートだとキツイ | クセや深みはそれほど無く、まろやかでバランス良い |
| 特徴 | 〇華やかで、レーズンとバニラ、木樽の風味が強い 〇ミディアムボディ | 〇レーズンの甘さと少しナッツのオイリーさ 〇ライト寄りのミディアムボディ |
グレングラント アルボラリス カスクストレングスは、通常ボトルのグレングラント アルボラリスを濃縮した味わいです。アルコール度数が58%もあるので、ストレートだと刺激が強いですが、華やかさやレーズンの風味が非常に強く楽しめます。
通常アルボラリスはストレート、ハイボールがオススメですが、アルボラリス カスクストレングスはストレート以外の加水、オン・ザ・ロックス、ハイボール、ホットウイスキーがオススメ。



通常のアルボラリスは、ハイボール以外の飲み方で薄まると味わいバランスが崩れる印象です。その点カスクストレングスは薄めて飲むことで通常ボトルでは味わえない濃く甘い風味を楽しめます。
価格は、通常アルボラリスが2,000~2,500円(税込)であるのに対し、アルボラリス カスクストレングスは希望小売価格が6,000円(税込)、希少なためネットでは1万円超えしています(通常のアルボラリスがコスパ神すぎる)。グレングラントファンであれば所有しておきたいボトルですが、そうでなければ無理に買うことはないです。
感想・まとめ:6,000円前後で見つけたら、手に取る価値アリ
数量限定発売のグレングラント アルボラリス カスクストレングスを紹介しました。通常ボトルのグレングラント アルボラリスを普段の宅飲みボトルとして常備しているのであれば、カスクストレングスは是非飲んでもらいたいボトルです。その際はオン・ザ・ロックスやホットウイスキーを楽しんでみてください。
- カスクストレングスで甘口のウイスキーをお探しの方
- グレングラントファンの方
- プレゼント用のウイスキーをお探しの方









