「いつものハイボール、少し物足りなくないですか?」
そんなあなたにこそ試してほしいのが、ちょっと贅沢な「スモーキーハイボール」です。焚き火のような温かみ、潮風を思わせるソルティさ、そしてピート由来の独特の香り。その個性的な味わいは、あなたのハイボールライフを間違いなく豊かにしてくれます。
この記事では、少し高価な部類ですが、比較的手に取りやすい3,000円~5,000円の価格帯に絞り、スモーキーハイボールの魅力を存分に味わえる選りすぐりの9本をご紹介します。
この記事を読めば、きっとあなたの「次の一杯」が見つかるはず。さあ、奥深いスモーキーの世界へ旅立ちましょう!

休肝日以外ほぼ毎日ハイボールを飲んでいる僕が、普段の宅飲みでも買い求めやすい「ハイボールがおいしいスモーキーウイスキー」を厳選して紹介します♪
オススメウイスキーの選考基準
今回のオススメウイスキーの選考基準は以下のとおりです。
- ストレートだけでなくハイボールにも合う、スモーキータイプ
- ちょっと高価だけど買える金額:3,000~5,000円
ハイボールにオススメのスモーキーウイスキー 9選
- ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年
- ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年
- ブラックボトル 10年
- アードモア レガシー
- フィンラガン オリジナルピーティー
- アイリーク
- アイリーク カスクストレングス
- ボウモア No.1
- ラフロイグ セレクト
なお、それぞれのウイスキーに「スモーキーLv.」という僕の独断と偏見による度合いを記載しています。
少しでも参考になれば嬉しいです。それでは順番に紹介します!
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年


銘柄 | ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
キーモルト | カーデュ、タリスカー、ラガヴーリン |
スモーキーLv. | 4 |
参考価格 | 3,000~3,300円 |
キング・オブ・ブレンデッド!完璧な調和が生む安心感
スコッチウイスキーの生産量8割以上を占めるブレンデッドウイスキーの中でダントツの売上を誇るジョニーウォーカー。闊歩する紳士=ストライディングマンのブランドキャラクターで有名です。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年はジョニーウォーカーブランドの代表銘柄であり、ブレンドにはモルト原酒が29種類使われていて、そのどれもが12年以上熟成されています。29種類のモルト原酒の中でキーモルトとなるのが、カーデュ、タリスカー、ラガヴーリンと銘酒ぞろい。
ジョニーウォーカー ブラックラベルの特徴
- 世界が認める飲みやすさのスモーキーウイスキー
- 爽やかな青リンゴ、はちみつの甘さ、ほのかなスモーキーが穏やかにまとまっている
- ほんのわずかに薬品のような香り
モルト原酒が多種類使われている分、それぞれのモルト原酒の香りや味わいは平均化され、個性は控えめな印象です。キーモルトのシングルモルトウイスキーの風味を探しながら飲んでみると、なんとなく気づくことができ、そんな飲み方も面白いでしょう。
ハイボール
ストレートだと少しアルコール刺激がありますので、アルコール刺激がほとんどなくなるハイボールが最もオススメの飲み方です。ハイボールにすると、青リンゴとはちみつ以外にバニラの要素も目立つようになり、甘味と酸味がとてもいいバランスで楽しめます。
ジョニーウォーカー ブラックラベルはこんな方にオススメ
- ウイスキーに飲み慣れていない方で、多種類のモルト原酒の複雑な味わいをバランス良く味わってみたい方
- 飲みやすさ重視のライトスモーキーウイスキーをお探しの方


ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年


銘柄 | ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッドモルト |
アルコール度数 | 43% |
キーモルト | タリスカー、クラガンモア、カリラ、リンクウッド |
スモーキーLv. | 6 |
参考価格 | 4,500~5,800円 |
贅沢なハーモニー!個性豊かなモルトが織りなす複雑な味わい
続いて、同じくジョニーウォーカーシリーズから「ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年」を紹介します。スモーキータイプのウイスキーとして有名なタリスカーやカリラといった個性的なモルトを含む、15年以上熟成されたモルト原酒のみをブレンドした非常に贅沢な一本。
タリスカーとカリラ以外にも、スペイサイド地方の銘酒クラガンモアやリンクウッドといった、甘く華やかなタイプのモルトもキーモルトとして使われています。各モルトの個性を失わずに深みと複雑さを兼ね備えた、ジョニーウォーカーの卓越したブレンド力が光るボトルです。
ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年の特徴
- 味わいが濃く豊か、複雑で奥行きがある
- はちみつ、リンゴ、洋梨、レーズン、土のニュアンスがあるスモーキーさなど様々な風味をもつ
- どんな飲み方でも楽しめる
ストレートでは、甘く複雑な風味が押し寄せ、土っぽさを感じるスモーキーさと、白檀(サンダルウッド)のような香木の香りが特徴的です。はちみつ、バニラ、花の華やかさ、熟したリンゴ、洋ナシ、レーズン、モルトといった甘く複雑な風味が重なり合い、個性がありながらバランスに優れた味わいです。
ハイボール
はちみつの風味が際立ち、華やかでスモーキー、さらにオイリー+クリーミーで、複雑ながらバランス感が秀逸です。炭酸で割っても濃い味わいで、終始心地良く飲みごたえがあります。控えめに言って最高です!
ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年はこんな方にオススメ
- スモーキー&華やかで個性強めのウイスキーをお探しの方
- 飲みごたえのある、複雑で味わい豊かなウイスキーをお探しの方
- プレゼント用のウイスキーをお探しの方





Amazonの大型セールでは、5,000円(税・送料込み)を切ることがあります。その時は絶対に狙い目ですよ!
ブラックボトル 10年


銘柄 | ブラックボトル 10年 |
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
キーモルト | ブナハーブン? |
スモーキーLv. | 5 |
参考価格 | 4,200円 |
熟成感がもたらす甘いスモーク
「ブラックボトル」の歴史は1879年に当時紅茶専門店だったゴードングラハム社が、顧客サービスの一環として「完璧な一杯」を目指してブレンドされた自社ブレンドウイスキーを提供したことが始まりです。その後ブラックボトルブランドは、様々な企業に所有権が移り、ブレンド内容も変わっていきました。
ゴードングラハムのオリジナルブレンドに近い風味が再現されていたとされるのが、1995年にハイランドディスティラーズ社が買収してからのこと。アイラ島のブナハーブンを中核に、当時のアイラ島に存在する全7蒸留所のモルト原酒をブレンドしていました。このレシピは、2003年に他企業に買収されるまでの10年に満たない短い間だけのものです。
ブラックボトル 10年は、化粧箱裏面の記載情報によると、1998年当時のオリジナルに近いブラックボトルが持つ豊かな風味を保ちつつ、モルティーでウッディーな香りが加わっているとのこと。
ブラックボトル 10年の特徴
- 華やかさ、フルーティーさ、スモーキーさのバランスが良い。
- 草や土の香りを感じるスモーキーさをもつ。
- 10年熟成以上の熟成感と深い味わい。
香りからは、華やかさとフルーティーさの爽やかな甘い要素と、バニラやはちみつの濃い甘さの要素が同時に感じ取れます。そして草や土の香りとともにスモーキーさも感じ取れます。
口に含むと香りで感じた要素以外に黒糖のコクのある甘さとオイリーさ、クリーミーさが強く、10年熟成のブレンデッドウイスキーにしては熟成感が強く、濃い香り・味わいが印象的でした。
ハイボール
香り・味わいともに濃く、リッチでまろやか、ノンエイジのブラックボトルよりもさらに飲みごたえがあるハイボールです。炭酸のシュワシュワにのって、ストレートで飲むよりもスモーキーさを強く楽しめます。モルトの味わいとグレーンの優しい甘味どちらも心地良く感じることができ、満足感の高いハイボールです。
ブラックボトル 10年はこんな方にオススメ
- ノンエイジのブラックボトルがお好きな方
- 4,000円前後でスモーキーさと甘さ、爽やかさ、熟成感が楽しめるウイスキーをお探しの方
- 味わいの濃いスコッチブレンデッドウイスキーをお探しの方


アードモア レガシー


銘柄 | アードモア レガシー |
原産国 | スコットランド(ハイランド) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
蒸留所 | アードモア蒸留所 |
スモーキーLv. | 6 |
参考価格 | 3,500~4,000円 |
ティーチャーズのキーモルト、ハイランド地方の内陸ピートによる飲みやすいスモーキー
アードモア レガシーを製造しているアードモア蒸留所は、ウィリアムティーチャー&サンズ社が自社ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」の原酒確保のためにつくった蒸留所です。以前はシングルモルト市場にほとんど流通していませんでしたが、ビームサントリー社所有になってからはアードモア レガシーがシングルモルトウイスキーとして販売されるようになりました。
アードモア蒸留所では昔からピーテッドモルトとノンピーテッドモルトの2つの原酒が造られ、アードモア レガシーはピーテッドモルト80%とノンピーテッドモルト20%の割合でブレンドされています。使用されるピート(泥炭)はスモーキーウイスキーとして有名なアイラ島のピートとは異なり、潮の影響を受けていないためヨウ素や潮っぽさがありません。
アードモア レガシーの特徴
- たき火のような穏やかなスモーキーさと華やかさのバランスがグッド!
- バニラやはちみつ感からくる甘さ。
- 余韻は長く、徐々にスモーキーさが強まる。
ストレートでは、バニラやはちみつの甘さ、熟したリンゴ、花の華やかさが最初に感じられ、そのあとしっかりとしたたき火のようなスモーキーとちょっとした土っぽさも感じられます。スモーキーは最初は弱めですが中味にかけて徐々に強まり、長めの余韻に心地よいスモーキー感が残ります。クリーミーさもあるのでなめらかな舌触りでストレートでも飲みやすいです。
ハイボール
華やかさとスモーキーさを存分に楽しむことができます。炭酸のシュワシュワにのってリンゴの爽やかさと華やかな花の香り、スモーキーさが気持ちよく口内に流れ込んできます。飲んだ後に鼻から抜けていく風味もたまりません。普段、ティーチャーズ ハイランドクリームのハイボールを普段から好んで飲まれている方は、さらに深い味わいのアードモア レガシーハイボールもハマるはずです。
アードモア レガシーはこんな方にオススメ
- ティーチャーズ ハイランドクリームがお好きな方
- 華やかさとたき火のスモーキーさが楽しめるウイスキーをお探しの方
- スモーキーシングルモルト入門に最適


フィンラガン オリジナルピーティー


銘柄 | フィンラガン オリジナルピーティー |
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
蒸留所 | 非公開 アイラモルト |
スモーキーLv. | 7 |
参考価格 | 3,300~3,500円 |
フィンラガンはボトラーズのザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーが発売する、スコットランド・アイラ島産(蒸留所非公開)のシングルモルト。ボトラーズとは、蒸留所やその所有企業からウイスキーを買い付け、独自に樽熟成させて瓶詰して販売する瓶詰業者のことです。
名前の由来はかつてスコットランドにおいて歴史的に非常に重要な場所だったアイラ島にあるフィンラガン城・フィンラガン湖からきています。ラベルにある景色はフィンラガン城跡とフィンラガン湖です。ラベルもおしゃれでかっこいいんですよね♪
フィンラガン オリジナルピーティーの特徴
- スモーキーと潮っぽさを存分に味わえる
- フルーティーで爽やかな甘さもあり、スモーキーさとのバランスが素晴らしい
- リーズナブルなアイラのシングルモルト
開栓すると、グラスに注ぐ前から個性的なアイラモルト特有の香りが漂います。スモーキーでいて薬品ぽさもあり、潮の香りも。アイラモルト特有の香りの他にはバニラとレーズン、リンゴのフルーティーさも感じとれます。アルコール刺激が少しありますが、ストレートでも十分に楽しむことができます。
飲んだ後に鼻から抜ける香りにレーズンを強く感じ、後味の余韻にもレーズンとモルトの甘い風味、そして最後に薬品ぽいヨードの香りが残ります。アイラモルトが好きな方であればこの価格帯でこの味わいはかなりコスパの高いウイスキーになるはず。
ハイボール
ストレートよりもスモーキーさが抑えられ、フルーティーさがアップ。炭酸のシュワシュワにのったスモーキー&フルーティーな風味、程よい甘味がたまりません。アイラモルトを初めて飲む方には個性が強いかもしれませんが、この味わいがクセになってしまう人もいるはずです。
フィンラガン オリジナルピーティーはこんな方にオススメ
- アイラのシングルモルトに挑戦したいけど高い金額を出して失敗したくないという方
- ティーチャーズなどのスモーキーブレンデッドウイスキーは飲み慣れていて、もっとスモーキーでクセのあるウイスキーを試してみたい方
- アイラのシングルモルト「カリラ」がお好きな方で、よりリーズナブルなスモーキーウイスキーをお探しの方


※楽天市場では3,500円以内で購入可能です。送料は別途かかりますが、まとめ買い+ポイント考慮でオトクな場合も。
アイリーク


銘柄 | アイリーク |
原産国 | スコットランド(アイラ島) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
蒸留所 | 非公開 アイラモルト |
スモーキーLv. | 7 |
参考価格 | 3,300~3,500円 |
“アイラ島民”の名を冠した、シークレットモルト
アイリークは前述のフィンラガンと同様、ボトラーズのザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニーから発売されている“蒸留所非公開”のアイラ島産シングルモルトウイスキーです。同じくアイラ島産シングルモルトであるフィンラガンとは別銘柄なので、フィンラガンとは別蒸留所ということでしょう。ネット情報では「ラフロイグ」か「ラガヴーリン」の若いものではないかといわれていますので、飲み比べてみるのも面白いですよ。
アイリーク(ILEACH)はゲール語では「イーラッハ」と発音し、「アイラ島民、アイラ島の真の男」を意味します。
アイリークの特徴
- 甘味少なくドライで力強いスモーキー
- バニラ、ミント、潮っぽさ、薬品感、ほんのり苦味が大人な味わい
- アイラシングルモルトとしてはコスパ良し
さすがはアイラモルト。フィンラガン オリジナルピーティーと同様に開栓してグラスに注ぐ前から強烈なスモーキーさを感じ取ることができます。スモーキーの他には金属のようなにおいとともに草や土の香り、ヨード香(イソジンなどのうがい薬のにおい)が感じ取れます。
口に含むと、木を焦がしたような強いスモーキーさと薬品感、香りからはあまり感じ取れなかったバニラの甘さ、後味の苦味が印象的。わずかにミントのような清涼感のある風味も感じられる一方で、若いウイスキー特有の舌をピリピリと刺すアルコール刺激と金属臭も。鼻から抜けていく香りには焦げ感のあるスモーキーさが特に強く、塩せんべいのような香りもほんのわずかに感じます。
ハイボール
「これぞスモーキーハイボール!」といえる味わいに。華やかさと薬品感が少なくなり、たき火感が存分に楽しめます。フィンラガン オリジナルピーティーはスモーキー&フルーティーハイボールでしたが、アイリークはスモーキーにより特化したハイボール。程よい苦味が飲み口をキレ良くしてくれています。
アイリークはこんな方にオススメ
- ドライで強めのスモーキーさがあるシングルモルトをお探しの方
- たき火感のあるスモーキーさ、薬品感が楽しみたい方
- 3,000円台で飲みごたえがあるアイラシングルモルトをお探しの方


※楽天市場では3,500円以内で購入可能です。送料は別途かかりますが、まとめ買い+ポイント考慮でオトクな場合も。
アイリーク カスクストレングス


銘柄 | アイリーク カスクストレングス |
原産国 | スコットランド(アイラ島) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 58% |
蒸留所 | 非公開 アイラモルト |
スモーキーLv. | 8 |
参考価格 | 4,500~5,000円 |
加水なしの原酒の衝撃!
続いて、アイリークの超絶濃厚ボトル、「アイリーク カスクストレングス」の紹介です。加水調整をせず、樽から出したままのアルコール度数(約58%)でボトリングされた究極の一本。暴力的なまでのピートと、凝縮された風味の塊です。ハイボールにする際は、ウイスキーの量を少し控えめにするのがおすすめ。それでもソーダに全く負けない、超弩級のインパクトを放ちます。
アイリーク カスクストレングスの特徴
- 強烈なたき火感のあるスモーキーさ、薬品感はそれなり
- アルコール刺激は強いが、甘味やバニラ、ドライフルーツとスモーキーさが絶妙
- どの飲み方でもバランスが崩れにくく、楽しみ方の幅が広い
グラスに注ぐと強烈なスモーキー香が立ち上り、ヨードや粘土、モルトの甘い香り、柑橘やほのかにドライフルーツも感じられます。味わいも強烈な個性で、強いアルコール感とともに、焦がしたようなスモーキーさ、消毒液、バニラやハチミツのような濃厚な甘い風味が広がります。モルトの風味に加え、フルーティーさやスパイス感も楽しめます。
ハイボール
強烈なたき火感のあるスモーキーさが存分に味わえます。スモーキーさが強いのはもちろん、フルーティーさや甘味、木樽のニュアンスを感じやすくなり、もちろんストレートで感じていたヨードやモルト、ドライフルーツの風味も楽しめます。かなり飲みごたえがあります。
炭酸でキレのいい飲み口ですが、余韻もしっかりと楽しむことができ、飲み込んだ後数秒間は鼻と喉の奥にスモーキーさとフルーティーさが居続けます。
アイリーク カスクストレングスはこんな方にオススメ
- リーズナブルなアイラモルトのカスクストレングスをお探しの方
- ラフロイグ 10年ほどのクセはなく、しかし飲みごたえあるウイスキーをお探しの方
- 甘さのある濃厚&スモーキータイプのウイスキーをお探しの方


※楽天市場では5,000円以内で購入可能です。送料は別途かかりますが、まとめ買い+ポイント考慮でオトクな場合も。
ボウモア No.1


銘柄 | ボウモア No.1 |
原産国 | スコットランド(アイラ島) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
蒸留所 | 非公開 アイラモルト |
スモーキーLv. | 5 |
参考価格 | 3,300~3,500円 |
アイラの女王のエレガンス。甘く上品な潮風スモーキー
アイラ島最古のボウモア蒸留所は、スコッチ最古の「No.1 Vaults(第一貯蔵庫)」を持つことで有名です。この貯蔵庫は海抜0メートルにあり、床は海面下にあるため、ウイスキーは潮の香りの中で熟成されます。
「ボウモア No.1」は、この象徴的な貯蔵庫で熟成された、風味豊かなファーストフィルバーボン樽の原酒を100%使用してつくられます。熟成年数表記のないノンエイジウイスキーで、比較的手頃な価格なため、ボウモアの入門編として最適なボトルです。
ボウモア No.1の特徴
- スモーキー&爽やかフルーティーの飲みやすい香りと味わい
- ボウモア 12年よりもライトでアイラモルト初心者向けの飲みやすさ
- ハイボールでの、レモン・ライム風味とスモーキーさのバランスが絶妙
香りについては、強いスモーキーさの中に、粘土、ヨード、木のニュアンス、そしてレモンのような爽やかな香りが感じられます。
味わいはフレッシュかつフルーティーで、柑橘の風味とスモーキーさに加え、奥にハチミツやバニラ、シナモンが潜んでいます。余韻は少し長めで、甘いレモンやバニラ、蜂蜜の風味に続いてスモーキーさが現れます。最後は、柑橘感がライムのような心地よい苦味へと変化していきます。
ハイボール
スモーキーでいて、レモンとライムの香りがさわやかなハイボールです。レモンとライムが半々といった柑橘感で、他の飲み方よりも柑橘系の風味を強く感じることができました。ハチミツが少し強くなりバランスも優れています。強炭酸と合わせると最高に爽快な飲みごたえです。
ボウモア No.1はこんな方にオススメ
- スモーキー&フルーティーで飲みやすいアイラモルトをお探しの方
- ハイボール用のアイラモルトをお探しの方
- スモーキーなウイスキーは好きだけど、強烈なものはちょっと…という方


ラフロイグ セレクト


銘柄 | ラフロイグ セレクト |
原産国 | スコットランド(アイラ島) |
分類 | シングルモルト |
アルコール度数 | 40% |
蒸留所 | ラフロイグ蒸留所 |
スモーキーLv. | 7 |
参考価格 | 4,500~5,000円 |
好きか、嫌いか。一度は試すべき“ラフロイグらしさ”への入り口
「アイラの王」とも呼ばれるラフロイグ。ラフロイグの貯蔵・熟成樽はほとんどがバーボン樽のファーストフィルですが、ラフロイグ セレクトに関しては複数の樽の原酒をヴァッティング(混合)するという新しい香味を生むための試みがされています。樽の内容は、オロロソシェリー樽、ペドロヒメネスシェリー樽、ファーストフィルバーボン樽で熟成させたものをヴァッティングし、アメリカンオークの新樽で後熟させるというもの。ラフロイグの入門ボトルとして比較的飲みやすく仕上げらています。
ラフロイグ セレクトの特徴
- スモーキーとレーズンの共存
- 味覚としての甘味は少ないが、ドライフルーツやフルーティーな甘い風味がある
- クセはあるけど飲みやすい仕上がり
草の香りやスモーキーさ、薬品臭とともに、ドライフルーツや華やかな香りが感じられます。
味わいは、レーズンや優しい柑橘、はちみつ、スパイスといった甘い風味と、強めのスモーキーさや薬品臭が絶妙に調和しています。クリーミーでまろやかな口当たりですが、アルコールの刺激も共存しています。
ラフロイグらしくスモーキーな余韻が長く続くのが特徴です。その他の風味は比較的短く、ピークを過ぎると苦味とともに消えていき、最後は力強いスモーキーさだけが残ります。
ハイボール
ハイボールにすることでスモーキーさは弱まりますが、スモーキーの内容が変わりました。いぶりがっこのような煙と塩を少し感じ、レーズンと樽の風味の影響なのか、ブドウの皮で感じるようなタンニンの渋味もあることで、スモーキーながらキレの良い飲み心地のハイボールです。
ラフロイグ セレクトはこんな方にオススメ
- スモーキーウイスキーに既に挑戦していて、スモーキー・薬品感をもっと楽しみたい方
- ブレンデッドウイスキー「アイラミスト」を飲んで、そのキーモルトであるラフロイグに興味がある方
- スモーキー&フルーティーなウイスキーをお探しの方


まとめ:自分好みの最高なスモーキーハイボールを見つけよう
スモーキーハイボールの世界、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した9本は、同じスモーキーというカテゴリーながら、その個性は千差万別です。3,000~5,000円ということで、決して安い買い物ではありませんが、ご自身の好みや気分に合わせていつもとは違う特別なハイボールを楽しんでみませんか?きっとウイスキーの世界がさらに大きく広がっていくはずです。
この記事が皆さんのスモーキーウイスキー選びに少しでも役立ててもらえたらうれしいです。







